目次
1.MAツールを使用するメリット
2.MAツールの選び方
3.MAツールの上手な活用方法
4.もったいない!MAの使い方
1.MAツールを使用するメリット
MAツールの存在は知っているが、導入のメリットが分からない、導入するほどの企業規模ではないので使用しない、とお考えの企業様はとても多いです。そこでまずは、MAツールを使用するメリットを3つご紹介いたします。
1.顧客管理・顧客育成ができる
まず一つ目は、顧客管理・顧客育成ができるという点です。過去に取引がありメールアドレスを入手した、名刺交換したなど、顧客データは少なからず皆様お持ちだと思います。
この顧客データを活用せず、「持っているだけ」という状態は非常にもったいないです。
顧客データを顧客管理システムや社内Excelで管理している企業様も多いと思います。しかし、MAツールを使用すれば顧客管理と共に顧客育成を行うことができます。
顧客育成を行うことで、見込み顧客の抽出を行うことができます。営業はより見込み度の高い顧客に集中してアプローチをかけることができます。
また、顧客育成の方法としてメールマガジン配信はとても有効的な手段です。メールマガジンの一斉配信により、見込み顧客の抽出が行えるだけでなく、定期的に過去顧客にメールでアプローチをかけることで、過去顧客の囲い込みを行うこともできるのです。
取引後、何の連絡も取っていない、という状態では顧客離れしてしまいます。顧客の管理・育成ができるのはMAツールの大きなメリットです。
2.営業の仕事の効率化が図れる
先述したように、見込み顧客の抽出を行えることで、営業は見込み度の高い顧客にターゲットを絞ってアプローチすることができます。手当たり次第に電話営業等する必要が無く、仕事の効率化を図ることができます。
また、成約率が高い状態の顧客へのアプローチのため、成約率も向上します。見込み顧客になるまでの地道な営業活動を、MAが担ってくれるということです。
しかし、中にはMA専属の担当者に人員を割けない!という企業もいらっしゃるかと思います。
この場合、まず知っていただきたいことは「MAは初期設定が完了すれば、そこまで手間のかかる業務でない」ということです。事前にメールコンテンツを作成し、配信日を予約しておけば希望の日時に配信することができます。
また、見込み顧客抽出のためのスコアリング(顧客の行動にスコアをつけ、加点方式で見込み顧客を抽出する方法)も簡単に行うことができます。
それでも人数的に難しい企業様、G2Agentでは初期設定~運用まで、トータルサポート致しますので、お気軽にご相談ください。
3.顧客とのコミュニケーションを常に進化させられる
MAツールには分析機能がついており、配信したメールの反応を見ることができます。
これまで特に意識せず送っていたメールが、顧客の反応を見られることで効果的なものであったのか確認することができます。更に、どういうコンテンツなら顧客に興味を持っていただけるのか・どういう文章の構成にすれば反応が良いのか、などが分かることで自社のメールコンテンツ作成スキル向上し、顧客に魅力的なメールを配信することができます。
MAツールを導入することで、メール配信・SNSとの連携・キャンペーンなど、顧客との様々なコミュニケーションを見直す上で必要な情報を容易に手に入れられます。
1.MAツールの選び方
MAツールを導入したい!と思っても、様々なツールがあり、どのツールを選べばよいか分からないという企業様も多いかと思います。MAツールの選び方は大きく分けて つあります。
1.機能面が自社に合っているか
機能面が自社にあっているのかはとても重要です。
例えば、MAをしっかり運用したいという企業が、機能があまり充実していないツールを使用するとできることが限られてしまい、物足りなくなってしまいます。MAを導入するには初期費用が掛かるツールがほとんどなので、再度別のツールに契約しな直す、ということがあると無駄に費用が掛かってしまいます。
逆に、中小企業で、MAに割ける人員や時間が限られているため、メールマーケティングに注力したいとお考えの方が、高機能ではありますがコストも高いツールを導入しては、費用対効果が悪くもったいないです。更に高機能なMAは、知識がある方が運用することを前提に設計されていることも多いので、初心者の方はすぐに使いこなせないということも起こります。
自社がどの程度のMAを行うのか、使用するのは経験者なのかによって、ツールを選定することが重要です。
2.BtoB向けか、BtoC向けか
BtoBとBtoCでは、保有する見込み顧客の総数や、マーケティングプロセス、営業によるアプローチ方法等に大きな違いがあります。そのためツールの機能としても求めるポイントも大きく違ってきます。
BtoBであればBtoB向けのツール、BtoCであればBtoC向けのツールというように、自社のビジネスに合ったツールを選択しましょう。
3.現在使用している運用体制と連携できるか
マーケティング活動や顧客情報管理を行う上で、SFAやCRM、名刺管理ツールなどを活用している企業も多くあるでしょう。
導入したマーケティングオートメーションツールが、これまでの自社の運用体制、管理方法に全く即さない場合、移行に時間がかかってしまったり、情報が引き継げず営業活動が非効率になってしまったりする可能性があります。
それぞれ別管理になってしまうと、手間がかかってしまい、せっかくMAツールを導入しても運用の負担がかかってしまいます。
マーケティングオートメーションの導入後、これまで使用していた管理ツールと併用するのか、全ての管理情報を導入したツールに移行するのか、一部の必要な情報だけマーケティングオートメーションと連携するのか、導入後の運用方法は様々です。
運用方法に合わせた連携や移行ができるのかどうか、ツール選択の際に併せて確認しておきましょう。
4.サポート体制は万全か
初心者の場合、導入して使いこなすまでに時間がかかる場合もあります。この機能はどんな時に使うの?どうやって使うの?と様々な疑問が出てきますよね。また、経験者の方であっても、ツールによって機能の呼び方が違うので、このツールではどれがその機能なのか、既存ツールにあった機能の代替機能はあるのか、等の疑問が出てくるでしょう。
その際にサポートをしてくれる機能であるのかは重要です。
導入後、サポート体制が無いツールでは、使い方が分からず使わなくなってしまう、やはり前のMAツールに戻したい、といったことが起こってしまい、コストも無駄にかかってしまいます。
また、MAツールによってはメールや電話の問い合わせだけでなく、チャットボットを設置していたり、使い方ガイドやマニュアルを準備してある、動画で使い方を見られるなど、様々なサポート体制があります。
返答が返ってくるまでに時間がかかる、電話が繋がらないなどの問題が起きては、業務が捗りませんよね。
導入するツールがどの程度のサポート体制なのか調査しておくことは重要です。